こんにちは、あすてるです。
いきなりですが、あなたは
「企業の究極の目的とは何か?」
と問いかけられて即答することはできるでしょうか。
この質問を徹底的に突き詰めていけば非常に効率よくアフィリエイトの作業を進めていくことができるのですが…
企業の究極の目的とは何か?
さて、さきほどもお話しましたが、
「企業の究極の目的とは何か?」
について少し考えてみてください。
…
……
………
わかりましたか?
答えは当然、
「お金を儲けること」
ですね。
もちろん新たな技術開発だとか、雇用の創出だとか、それによる社会貢献だとか、そういった役割もあるでしょう。
ただ、それも利益を得られてこそ。
営利企業である限り究極にして根本的に目指すべきところは“お金儲け”なんです。
この“企業の究極の目的”というのは、『ザ・ゴールー企業の究極の目的とは何か』というビジネス小説のテーマになっているものです。
『ザ・ゴール』は、潰れかけの工場を工場長である主人公が、大学時代の恩師のアドバイスを受けながら立て直していく…というストーリー。
小説を読みながら“制約条件の理論(TOC)”“全体最適化”といったビジネス理論をわかりやすく学べるようになっています。
TOCの生みの親であるエリヤフ・ゴールドラット博士によって書かれたベストセラー本で、世界中のビジネスマンや経営者に読まれています。
私も普段はビジネス書などは一切読まないのですが、新入社員として会社に入社する前の課題として読まされ、非常に印象に残っている本です。
その優れた内容から世界中で翻訳され250万部も売り上げたにもかかわらず、
「部分最適化に優れた日本がこの本で全体最適化まで学んでしまうと、日本の一人勝ちになって世界経済が混乱してしまう…」
とまで博士が言い、実に発売から17年もの間日本でのみ出版が認められていなかったといういわくつきの本になっています。
TOCとかボトルネックとか全体最適化とか
で、この本にはさきほどから何度かお話している
- 制約条件の理論=Theory of Constraints(TOC)
- 全体最適化
などについて小説のストーリー仕立てで説明されているわけですが…
じゃあ制約条件の理論とか、全体最適化とかって何?というお話になりますよね。
制約条件の理論とは、
制約条件の理論(制約理論、もしくは TOC (theory of constraints) とも)は、あるシステムの目的(ゴール)を継続的に最大化することを狙う、全体的な管理哲学である。もしもそのシステムが営利事業であるならば、そのゴールとは、将来におけるのと同じくらいより多くの金を現時点で儲けるひとつの方法ということになる。
TOCによれば、あらゆる営利組織には、システムがそのゴールに対して相対的により高い業績を達成するのを妨げる、ひとつ以上の制約がある(リービッヒの最小律)。こうした制約は、大きく内部、資源制約、市場制約、方針制約に分類できる。システムの業績を管理するために、これら制約が識別され、かつ、注意深く扱われることが必要である。
…wikipediaから引っ張ってきてみましたが、まだわかりにくいですね(笑)
要するに…
何かひとつの目的を達成しようと思うときには、その目的を達成するための一連の流れやシステム(手段)があります。
そしてそのシステムの中には必ずどこか一番弱い部分があり、それが全体の生産効率の妨げになっているということです。
これが『制約条件の理論』です。
そしてそれを改善していくための手法が『全体最適化』となります。
なんとなくわかりましたか?
もう少し実例を挙げてかみ砕くと、
たとえばある製品Xを作る過程には3つの機械が必要だとします。
最初に使う機械Aは一時間で500個部品を処理できます。
その次の工程にある機械Bは200個処理できます。
最後の工程の機械Cは300個処理できます。
そうなると、製品Xは1時間あたり何個作れるのかというと…
もちろん200個ですよね。
最初の機械Aで500個処理しても、次のBが200個しか処理できないので残りの300個は処理されず次の1時間まで待たなければいけません。
逆に、機械Cは300個同時に処理できるのに、Bからは200個しか処理済みの部品が来ないので常に性能を持て余しています。
このことに気づかずに、Aが500個処理できるからといって一気に500個部品を投入しても、どんどん中途半端な部品の在庫が溜まってしまうだけですね。
非常におおざっぱな図ですが…イメージが湧くでしょうか?
ちなみにこの弱点の部分を“ボトルネック”といいます。
諸説ありますが、瓶(ボトル)の首(ネック)の部分は他より細くなっていて、最大でも首の部分の量しか一度に液体を流すことはできないから、というのが語源と言われています。
じゃあ、この製品Xをもっと効率的にたくさん生産しようとするならどうすれば良いのか?
それにはまず機械Bの処理能力に合わせて常に200個の製品を作り続けること。
そしてたとえば新しい機械に入れ替えるなどして、機械Bの工程の生産能力を上げること。
この2ステップが必要になります。
つまりこのように、システム全体の工程をしっかりとチェックして、どこが弱点になっているのかをまず把握する。
そして弱点に合わせて戦略を取り、弱点をまず最優先で改善することで全体の生産効率の底上げを図る。
これが“全体最適化”ということになります。
ちなみに他とは関係なしに個々の能力を改善するのは“部分最適化”と言います。
さきほどの例だと、機械Aの能力を500個から800個にあげる、などですね。
ただ、仮に機械Aが800個処理できるようになっても、結局全体の弱点となっている機械Bでは200個しかできないままなので、かえって作りかけで売ることもできない在庫を抱えてしまうだけというわけです。
だから、まずこの弱点=ボトルネックの部分を見つけて、そこに基準を合わせて改善を図っていきましょう、というのが“TOC”および“全体最適化”の考え方になります。
そしてこのTOCの考え方を利用して、企業の究極の目的=お金儲けを一直線に達成しましょう、というのが『ザ・ゴール』の要旨です。
アフィリエイトも同じこと
この『ザ・ゴール』という小説では工場及び比較的規模の大きな企業を題材にしてTOCを説明していましたが、この考え方は他のビジネスや日常生活などあらゆる場面に応用できます。
もちろん、アフィリエイトにもばっちり当てはまりますね。
TOCを上手に利用すれば、アフィリエイトでもより効率的に成果を上げ=お金を稼ぐことができるようになるということです。
たとえば具体的にアフィリエイトの作業を例に当てはめてみましょう。
- リサーチ
- 記事書き
- 投稿(装飾等)
本当はもっと色々ありますが、今回はアフィリエイトの全行程をこの3ステップに単純化して考えてみます。
現在、あなたはひとつのサイトを作るためのリサーチ(キーワード選定)を1時間で10個分できるとします。
次の記事書きでは1時間で1記事書けるとします。
そして画像の装飾や色、見出しなど装飾をして投稿するには30分かかるとします。
そうなると、1時間平均で何記事完成まで持っていけるのかというと、それは当然1記事ですよね。
もちろん、一人でやっている場合は全てのセクションが自分の担当のため分業はできませんが、平均して考えると今の能力では1時間ごとに1記事作り上げることができると考えられます。
だから、キーワード選定がすでに1時間で10個できているなら、今はもうそこを1時間あたり50個選定できるように積極的に改善する必要はないわけです。
10個のままでも、結局は次の記事書きの段階で残りの9個のキーワードを余してしまうわけですから。
(もちろんキーワードのストック自体は無駄にはなりませんが)
また、投稿も30分で1記事、つまり1時間で2記事できるわけですから、まだ余力があります。
そうなると、今ボトルネックとなっているのは記事書きの部分です。
だからここの速度を上げることができるようになれば、もっと早く、大量の記事を公開まで持っていけるわけですね。
(アフィリエイトの場合多くの人にとってボトルネックは記事書きの部分だと思います。)
じゃあ、全体の生産効率を上げるため、どうしたら記事書きが早くなるかを考えていくわけです。
もう少し深堀りして、記事書きが1時間で1つかしかできない原因を突き詰めていきましょう。
たとえばタイピングが遅いのであれば、タイピング練習するなり実践で早くなる可能性はあります。
書き始めると言葉に詰まってしまうというのであれば、語彙が少なかったりそれは実はリサーチ段階の問題なのかもしれません。
ただ、そもそもそれが自分のパフォーマンスの限界なのであれば、それ以上劇的に向上させることは難しいです。
そうなると誰かの手を借りて生産量を増やすしかありません。
家族や友人にお願いするなり、外注化するなり、アルバイトを雇うなり…ということですね。
このように、中々作業が捗らないという人は、今自分の足を引っ張っているボトルネックは何なのか?ということを徹底的に突き詰め、そこを最優先に改善する必要があります。
何もTOCだのと小難しい理論を持ちださなくても言われてみれば当たり前のことなのですが、今稼げていない、成果が出ていないという人は、これができていないことが非常に多いんです。
『今』なにをやるべきかわからない人へ
今回は、アフィリエイトにおけるTOCと全体最適化の活用について考えてみました。
非常にざっくりとした説明になってしまったので、ちょっと腑に落ちない部分もあるかもしれません。
その場合は、『TOC』『制約条件の理論』『全体最適化』あたりのワードで調べて参照してみるとまた理解が深まると思います。
またもちろん『ザ・ゴール』を読んでみるのも良いですね。
とっつきにくそうに思えるかもしれませんが、小説仕立てで丁寧すぎるほど丁寧に説明してくれるので内容がすっと頭に入ってきやすいです。
アフィリエイトに限らず、今後ビジネスを展開していく上でも、日常の生活でも役立てられる部分は非常に多いので、一度読んでおいて絶対に損はないですよ。
やるべきことをやれば稼げる、というのは当たり前なのですが、じゃあそのやるべきことって何なの?ということを考えると意外と手が止まってしまうことも多いと思います。
“今”何をやるべきかの判断ってけっこう難しくて、見失いがちです。
そんなときは、
「本当に今その作業をするべきなのか?」
「他にやらなければいけないことは?」
「その作業はお金に直結しているのか?」
ここを常に考えて、ボトルネックの発見と改善をして底上げによる全体最適化を図っていきましょう。
これをマスターすれば、一気に稼げるようになる人も続出するはずです。
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